black snake moan

クレイグ・ブリュワー「ブラック・スネーク・モーン」★★★

変態おっさんが金髪少女を監禁調教する変態ストーリーだと勘違いしてました。写真から見る先入観をばっちり裏切る道徳的なお話でちょっとガッカリ（しなくていいのか）。最初、新人女優かと思ったくらい、面影ゼロの激痩せクリスティーナ・リッチと、オープニングタイトルが出てくるシーンがめちゃくちゃカッコいいのが見所でした。あと、ジャスティン・ティンバレークが情けない男にバッチリはまっていてナイスキャスティング！サミュエルLジャクソン奏でるブルーズも素晴らしく。

満員電車

市川崑「満員電車」★★★★
タイトルはほとんど無視していいブラックコメディ。川口浩隊員が主役を飄々と演じてまして、笠智衆がお父さん役でいい味出してました。力が入っているようで入ってなさそな脱力感がなかなか面白かったなぁ。こんな映画も撮ってたんですね。映像はさすがにパキーン！としててかっこよいです。監督の作品、数えるほどしか観てないですけど、[炎上」とか「鍵」とか「おとうと」とか、この映画の後に撮ってたみたいで、このあたりの監督作品は好みかもしれませぬ。ご冥福をお祈りします。

俺たちニュースキャスター

ウィル・フェレル「俺たちニュースキャスター」★★★★

70年代のニュースキャスターたちが、やりたい放題のコメディ。ビシッとタイトに決まったスーツ（けっこうカラフル）に必ずヒゲ！男の象徴ヒゲのオンパレード！全力でくだらない映画を作っています。こういうの最高！いちばんの名シーンは、各局のキャスターたちが勢ぞろいして、ウエストサイドストーリーばりの決闘をするシーンで、ティム・ロビンスが国営放送のキャスターなので、「ノーコマーシャル！ノーマーシー！」て叫ぶのが最高に笑った。ジャック・ブラックとかベン・スティラーなど、信頼できるバカが勢ぞろいしててにんまりです。

spione

フリッツ・ラング「スピオーネ」★★★★★

文句なしにお・も・し・ろ・い！「メトロポリス」の次に撮られたサイレント映画で、スパイアクションもの。日本人のスパイも出てくるんですが、美女（かなりロリ系）にコロッとだまされて、最後に切腹！のところだけ大笑い。それ以外は、手に汗握る面白さでした。映像もアートか！くらいな完璧な出来です。

5日目（旅の最後）

歩いている道には、見事なまでにボッロボロと馬のうんこが落ちておりました。でも臭くないです。やっぱりスターだから？

これはアラゴルンの愛馬、ブレゴ。撮影終了後、アラゴルン役のヴィゴが買い取って、この牧場で世話しているそうですが、私たちが行ったつい先日まで病気にかかって死ぬ寸前だったところを奇跡的に回復したそうです。たしかに近くで見るとなんだか痛々しい姿でしたけど、元気になって良かったです。

そして…
6月18日　
あっという間に帰国の日が来てしまいました…。しょぼ～ん。夢のような5日間でした。これで満足するかと思ったら、ますます欲の出てくる旅だったなぁ。まだロケ地はわんさか残っているんですもん。旅の仲間全員でまた帰ってくることを誓い、解散！夢の跡！！

結論。中つ国は本当に存在します～～～～。

ウェリントンの指輪ロケ地ツアー（おすすめです）

moonhop tours
http://moonhop.web.fc2.com

5日目（パート3）

午後はホースショーに。なんとこの馬牧場には映画に出演した馬たちがたくさんいるんです。「旅の仲間」冒頭でガンダルフの馬車を引いていた馬とか、アルウェンがナズグルに刺されたフロドを乗せて走った馬とか、そのナズグルが乗っていた黒い馬とか、アラゴルンが乗ったブレゴとか、スター級の馬がそろっている場所なんです。

しかもしょっぱなからガンダルフに扮した人と一緒に馬車に乗れちゃうアトラクションでお出迎えですよ！ご丁寧なことに、フロドのマントも用意されております。ひ～。またしても死んでもいいポイントが！だって馬車をひいている馬は、ほんとに映画でガンダルフの馬車をひいていた馬！
馬車に乗ってたどり着いた馬場には、うっすら指輪のサントラがかかっておりまして、雰囲気を盛り上げてます。さらにアルウェンの服を着た女性が（さっきのガンダルフの扮装した人と同一人物ですが）、馬のショーを見せてくれます。普段は、映画でアルウェンのスタントダブルをやっていた女性が出てくるそうなのですが、残念ながらお休みでいなかった…。

ヒヒ~ン！と、「二つの塔」でピピンが馬に踏まれそうになったときのシーンを再現してくれたり。お次の純白の神々しい馬こそ、アルウェン姫の乗っていた馬でございます～。瀕死のフロドを乗せてブラックライダー相手に走りぬいた馬ですね。ほんとにキレイなお馬さんよの～。

5日目（パート2）

展示室内には、いたるところでキャストのサインを発見！ギムリは人の良さがにじみ出たのか、誰よりも長い長いメッセージ付きでした。

どうやってマントができるのかをいろいろ説明してくれました。ものすごく古い機械でマントを編んだそうで、実演も披露してくれました（工場のおっさんのミニコント付き）

ツアーの最後はやっぱりショッピング！映画と同じエルフのマントの生地を使った商品が売ってるんですよね。マントはもちろん、スカーフやハンカチやネクタイや財布やら、商魂たくましいわい。買わずにいらいでか！しかも、マントを試着させてくれるんですが、ちゃんと小道具が用意されてあって、つらぬき丸を手に思う存分コスプレしまくりました。あ～楽しかった。

マント工場

www.stansborough.co.nz

5日目（パート1）

6月17日　ウェリントン
朝、ホテル近くにあるホビッツたちがよく行っていたというCuba St.沿いにあるカフェで朝食。ブルーベリーマフィンがめちゃくちゃおいしかったですけど、1個のデカさが半端ないです。NZの人はよく食べるみたいです。

今日は、エルフが旅の仲間たちにくれたマントを実際に作ったマント工場の見学に。見学ツアーの入り口はなんと！ナルニア国物語の洋服タンス！！（ナルニアの衣装もここが手がけたそうです）なかにはちゃんと洋服がかけてあって、映画と同じようにその間を抜けるという憎い演出になってました。ぎゃ～ぎゃ～叫びながら通ったのは言うまでもなく。

中を通り抜けるとマントを飾った展示会場です。マントにキャストのサインが入ってる～。フロドがマント着てる～。中にはヌードのボディがありました（もうちょっと展示方法考えてもいいかも）。

4日目（これで最後）

こちらの公園は、Kaitoke Park。裂け谷のロケ地になった場所です。アラン・リーが見つけた場所らしいです。公園の案内板にまで、「こっちがRivendell（裂け谷）」と書いてある～～。ほんとに裂け谷は存在するんですよ！
しっとり霧雨が降っていて、雰囲気もあってほんとうに裂け谷っぽい！エルロンド様～。
最後の木は、レゴラスの宣伝用スチールなんかによく使われていた写真が撮られた場所。こここにれれれれレゴラスが！

この日の夜には、Green Parrotというヴィゴとかが行きつけにしていたステーキ屋で夜ご飯を。お店の中には当然のごとくキャストの写真が飾られてあって、キャッキャと騒いでいたら、私たちの一人に声をかけてきた、感じのいい初老のおじいさんがいて、いろいろ教えてくれるので「おじいさんも指輪が好きなんですか？」と聞いたら、即答で「NO！」と返されました…。そこは嘘でも「YES！」で…。和やかな雰囲気が一気に急速冷凍したなぁ。笑ったなぁ。

4日目（パート4）

いちばん上の写真は、一見ただの駐車場ですが、ここでブルースクリーン撮影が多数行われたそうです。ウェリントンの市内にあります。こんなただの駐車場を写真バシャバシャ撮ってる私たち、傍からみたら変人ですね。

その下は、特典映像なんかを見た人には馴染み深い、「二つの塔」のヘルム峡谷の撮影場所です。石切工場にロケ地を作っちゃったんですね。

最後はウェリントン市街から車でやってきた公園、Harcort Park。「旅の仲間」でガンダルフとサルマンがアイゼンガルドで並んで歩いているシーンがここです。緑が綺麗～。芝生にはメープルの葉っぱがとっても美しく落ちてました。

4日目（パート3）

あと、マッシュルームの場所のすぐ近くには、ブラックライダーからホビッツが身を隠した木の根っこ！真似したのは言うまでもありません。

同じ公園の中にはまだまだロケ地があります。同じ公園内で、ホビッツがブラックライダーに追われながら走って逃げる森のシーンが撮影されたんですが、フロドたちを追うブラックライダーが逆光で現れるシーンの場所で激写。写真も偶然に映画と同じ雰囲気に撮れてる！奇跡！！

最後の木は、エクステンデッドエディションにしか収録されてないシーンの場所ですが、フロドとサムがホビット村を出て野宿をした場面でエルフに出会うシーンです。この木の幹のところにフロドが座って、手前にサムがいたわけなんですけど、まったく同じように座ってきました！きゃ。

4日目（パート２）

いちばん上は、思いきり車の中から撮ったピーター・ジャクソンのお家。もっとすごい豪邸を想像してました（十分豪邸だけど）。

次に向かったのは、ウェリントンの町中にある国立公園、Mt.Victoria。入り口には”Filming Locationこっち！”てな親切な案内が！これをたどっていくとロケ地に着きます。

さあ、出ました～～。こちらがかの有名なマッシュルームのシーンですよ！「旅の仲間」で4人のホビッツが丘から転がり落ちてマッシュルームを見つけたんだけど、ブラックライダーがやってきちゃうっていうシーンの撮影場所です。まさに、この場所ですがな！もちろん真似して撮ったのは言うまでもありません。

最後の写真は、なんにもいわないでもまるで映画の中みたい～。でもここは「王の帰還」でセオデン率いるローハン軍が野営をした場所に使われたところだそうです。

4日目

6月16日ウェリントン
クイーンズタウンからウェリントンへ向かう飛行機の窓の外。「王の帰還」で烽火がどんどこ山をリレーしていくシーンみたいな風景発見！

最初に向かったのは、地元でも有名なチョコレートフィッシュカフェ。撮影中、キャストやスタッフが行きつけにしていた店です。ご飯がとにかくおいしかった。パンの上にサーモンとスクランブルエッグが乗っかってます。激うま！店内にはアンディ・サーキスのサイン入りキングコングの人形あり。ゴラムじゃないんだ…。

このカフェのすぐ隣にあるのが、撮影中、オーランドが住んでいた家だそうです。めちゃくちゃこじんまりしてる…。今は誰だか知らない人のお家。盗撮です。

3日目（パート２）

いちばんうえの写真は、ガンダルフがサルマンに助けを請おうとアイゼンガルドに向かって馬を走らせているシーンに使われた場所。馬があったら私もぜひ駆け抜けたい。
そして、かの有名なロスロリアンです（エルフが住む森）。う、美しすぎるぅ～～。木漏れ日がいい感じで、まるで映画と同じじゃ～と大興奮して写真を撮りすぎました。ここはロスロリアンのほかにも、メリーとピピンがオークに追われて森を走るシーンにも使われてます。思わず映画の小道具が落ちてないか探したけど、やっぱりなかったなぁ。そういえば、ガイドさんが数日前まで「ナルニア国物語」の続編の撮影をこのあたりでしていたと教えてくれました。

あっという間に日は暮れて、最後は「二つの塔」でフロドとサムがオリファントを見るイシリアンのシーン。向かいに見える小高い丘にフロドとサムが寝そべっていたわけですね。わ、私も真似したい！（川があって向かい岸に渡れませんでした…）

このほか、アモンヘンやアイゼンガルドのロケ地も巡りました。

ノーマッドサファリ　4DWツアー

www.nomadsafaris.co.nz

3日目

6月15日　クイーンズタウン
オークランドから飛行機を乗り継いで南島のクイーンズタウンへ。なにこの景色！う、美しすぎ…。ホテルからの眺めも絶景です。
今日は、予約しておいたノーマッドサファリのロケ地ツアーへ出発～（４DWに乗って巡る4時間ほどのツアー）。ホテルまで4DWが迎えに来てくれるんですが、ちょっと待ていぃ！車のナンバープレート！ふふふふフロドの名前じゃないのさ。ガイドさんによれば、このツアーで使う車にはすべて指輪のキャラクターの名前がナンバープレートになってるそうで、同じ日にすれ違った車はエルロンド号でした。私たちは主役のフロドだもんね～と偉そうにしてみました。

美しい山々は、かの有名な霧降り山脈です（旅の仲間が最初に登った雪山がこれ。映画でしょっちゅう出てくる山です）。遠くからでも荘厳な雰囲気です。恐れ多い～～。