2008年2月20日水曜日

black snake moan


クレイグ・ブリュワー「ブラック・スネーク・モーン」★★★

変態おっさんが金髪少女を監禁調教する変態ストーリーだと勘違いしてました。写真から見る先入観をばっちり裏切る道徳的なお話でちょっとガッカリ(しなくていいのか)。最初、新人女優かと思ったくらい、面影ゼロの激痩せクリスティーナ・リッチと、オープニングタイトルが出てくるシーンがめちゃくちゃカッコいいのが見所でした。あと、ジャスティン・ティンバレークが情けない男にバッチリはまっていてナイスキャスティング!サミュエルLジャクソン奏でるブルーズも素晴らしく。

2008年2月16日土曜日

満員電車 

市川崑「満員電車」★★★★
タイトルはほとんど無視していいブラックコメディ。川口浩隊員が主役を飄々と演じてまして、笠智衆がお父さん役でいい味出してました。力が入っているようで入ってなさそな脱力感がなかなか面白かったなぁ。こんな映画も撮ってたんですね。映像はさすがにパキーン!としててかっこよいです。監督の作品、数えるほどしか観てないですけど、[炎上」とか「鍵」とか「おとうと」とか、この映画の後に撮ってたみたいで、このあたりの監督作品は好みかもしれませぬ。ご冥福をお祈りします。

2008年2月2日土曜日

俺たちニュースキャスター

ウィル・フェレル「俺たちニュースキャスター」★★★★
70年代のニュースキャスターたちが、やりたい放題のコメディ。ビシッとタイトに決まったスーツ(けっこうカラフル)に必ずヒゲ!男の象徴ヒゲのオンパレード!全力でくだらない映画を作っています。こういうの最高!いちばんの名シーンは、各局のキャスターたちが勢ぞろいして、ウエストサイドストーリーばりの決闘をするシーンで、ティム・ロビンスが国営放送のキャスターなので、「ノーコマーシャル!ノーマーシー!」て叫ぶのが最高に笑った。ジャック・ブラックとかベン・スティラーなど、信頼できるバカが勢ぞろいしててにんまりです。

spione

フリッツ・ラング「スピオーネ」★★★★★
文句なしにお・も・し・ろ・い!「メトロポリス」の次に撮られたサイレント映画で、スパイアクションもの。日本人のスパイも出てくるんですが、美女(かなりロリ系)にコロッとだまされて、最後に切腹!のところだけ大笑い。それ以外は、手に汗握る面白さでした。映像もアートか!くらいな完璧な出来です。